消防士に質問　消防車についてるドレンの役割は？-消防119まとめ

消防車に付いているドレンの役割は何でしょう？

　火災現場で喉が渇いたときに消防士が，水を飲むためのもの。というのは冗談で，水抜きをするためです。

消火栓や自然水利から水を吸ったり，放水するためにポンプ車やタンク車内の配管を水が通るので，使用後に，水が配管内に残ってしまうのです。

その水により配管内がサビてしまったり，寒い時期には水が凍って水が出せなくなってしまったりすることもあります。

消防車が壊れてしまったら市民の安全を守ることができません！

さらに詳しく

消防車の車体下についているドレンコックが色分けされています。

青と白の色分けの意味は何でしょうか

青は水で白は空気が流れるドレンです。

色は動力消防ポンプの技術上の規格を定める省令で定められています。

（配管の色分け）

第十条　消防ポンプ自動車には、次の表の上欄に掲げる配管内を流動する内容物に応じ、その配管の外面の全部又は一部に、同表下欄に掲げる色により分りやすく色分けを行うものとする。ただし、機関に使用する配管、内径が二十五ミリメートル以上の配管及び内容物が外側から透視できる配管にあつては、この限りでない。

※水の配管も淡青なので水色のような色で，冷却水の配管も同じ色になります。

※空気の配管が白色なのでエゼクター付近も白色になっています。

※潤滑油はオイルなどを含むのが一般的ですが，グリスは茶色です。