消防車などの真空ポンプに対する不凍液の使い方　凍結防止について　

真空ポンプに不凍液を吸入させる方法をまとめると

1. 各ボールコックを全開にするとともに，各種バルブ及びドレンを開き排水する。
2. 使用した吸水管内の排水もする。
3. 排水後，ボールコック，バルブ及びドレンを閉める。
4. 不凍液注入のカップがあるポンプは，そのカップに不凍液を入れ真空ポンプを作動させてから，不凍液吸入バルブを開放して不凍液を入れる。
5. 不凍液注入装置がないポンプは吸水管を外し，吸水口から不凍液を入れてから真空状態にして吸水口のボールコックを一気に開いて吸い込ませる。
6. ポンプ内に不凍液がまわったらポンプレバーを抜く。このときポンプドレンから残った不凍液が排出されます。
7. 各放口金具，放口コック，吸水口などに不凍液をさす。

注意事項

1. 　取扱説明書に凍結防止対策が記載されている場合は，上記の方法に限らず取扱説明書に従って凍結防止対策をするようにお願いします。
2. 　不凍液注入後，すぐにポンプを止めないこと。その理由は，ポンプの羽根車が回ることによってまんべんなくポンプ内に不凍液がいきわたるようにするためです。すぐにポンプを切ってしまうと，不凍液がまんべんなく回らないうちに，ポンプ本体のドレンから排水されるてしまうおそれがあるからです。
3. 　暖かくなってきたらポンプ車・小型ポンプとも水通しをするようにお願いします。