学生時代に髪を染めたりパーマをあてたりオシャレな髪型をしたり、今まで髪を伸ばしていた人であれば気になる消防士のヘアスタイル事情。
消防士というと坊主や短髪といったイメージがありますが、実際はどうなのでしょうか?
消防学校での髪型
消防士になると約6ヶ月は消防学校に入校します。
消防学校というと、坊主にして頭を丸めなければならないと思っている人も少なくないと思います。
本当に消防学校に入るときは、坊主にして頭を丸める必要があるのでしょうか?
確かに消防学校の入校案内や入校説明には、髪は短髪にと書いてあるところが多いです。 これは、清潔で端正な身だしなみという意味です。
必ず坊主にしなければならないというわけではありません。
逆に、坊主を禁止している消防学校もあるくらいです。 今の時代、頭を丸めていたら「何か悪いことをしたのではないか」と思われたり、坊主を強制するのは体罰ととらえられるかもしれません。
私が消防学校にいたときには、坊主が多い気がしました。
強制ではないのに、なぜ坊主にしているのかというと、気合を入れるために坊主にしてくる人もいれば、 坊主にしなければいけないというイメージで坊主にしてくる人、手入れが楽だから坊主にする人など、 理由は様々です。
特に消防学校では、決められた時間通りに訓練したりする生活が続きます。
寝癖を直したり、 髪を洗ったり乾かしたりという時間を短縮するという理由で坊主にする学生もいます。
消防学校を卒業したらどんな髪型でもいい?
自治体にもよりますが、髪型について厳しい決まりはありませんので、ある程度は自由にできるでしょう。
ただし、社会人として、公務員として、市民に不快感や威圧感を与えないようにすべきだと思います。
また、消防は短髪な髪型が適しています。
例えば、いつ出動するかわからないので、短時間でシャワーを済ませたり、髪を乾かす必要があります。 また、空気呼吸器をつけるときに髪が長いと面体を顔に密着させることができず、隙間から有毒な煙が入ってくるかもしれません。
そのような理由からも、消防士である限り髪は短髪が望ましいと思います。
ロン毛金髪やリーゼントの消防士を見かけないのは、以上のような職務上の理由があるからです。