考えさせる指導
新人自身が仕事でミスをしたときに,「ミスをなくすにはどうすればよいか」と自分なりに考えることができるように促さす指導が,「教える指導」の次のステップの「考えさせる指導」の重要なポイントになります。新人は,仕儀との手順を覚えることが一番重要なことですが,次に「危険予知」の考え方と「ミスを減らす防止策」を身につけさせるように「考えさせる指導」を実施します。
具体的に説明したいと思います。
1 準備する
・ヒヤリハットや自分の経験による新人のミスの傾向を分析して防止策を考える・新人にミスの事実確認をさせることにより,自分のミスの傾向を気付かせる
・ミスの原因は何か,質問して考えさせる
2 手本を見せる
・ミスを未然に防ぐための方法を質問して考えさせる
・改善点を説明して,成長している部分は褒める
・必要ならば,見本を再度見せる
3 実際にさせる
・改善点と手順を説明させる・実際にそれに挑戦させる
4 結果を見る
・確実にできたかを確認する・よくできている部分を具体的に褒める
・さらに確実にするためのアドバイスをする
指導者側の心得
確実にできている部分を具体的に褒めることが,新人のやる気にもつながります。次の段階の指導方法は「気づかせる指導」です。
気づかせる指導について