消防団の階級

2019年5月31日

その他 消防団

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消防団の階級




消防団とは?


 消防団は、消防署と共に火災や災害への対応、予防啓発活動等を行う、消防組織法に基づいた消防組織です。

 消防団は、常勤の消防職員が勤務する消防署とは異なり、火災や大規模災害発生時に自宅や職場から現場へ駆けつけ、その地域での経験を活かした消火活動・救助活動を行う、非常勤特別職の地方公務員です。

市町村消防の原則


 市町村は、当該市町村の区域における消防を十分に果たすべき責任を有します(消防組織法第6条)。

ア  消防機関の設置、管理運営は市町村の責任とされ、消防庁、都道府県は必要な助言、指導、支援等を行います。
 大規模災害や特殊災害等に対しては協定に基づく相互応援や緊急消防援助隊により迅速的確に対処します。


市町村(消防本部、消防署、消防団)の役割


    消防機関の設置、管理運営
    火災予防、消火、救急・救助活動、地震、風水害等への対処
    市町村防災計画の策定及び総合的な防災対策の実施等


〇消防機関の概要


 消防は、市町村長が管理します。
 市町村は消防事務を処理するための機関として、消防本部、消防署及び消防団のうち全部又は一部を設けなければなりません(消防組織法第9条)。

引用:総務省消防庁:消防団の活動って?



消防団と消防署ってどう違うの?


   消防署は、常勤の職員(消防吏員・消防官)が常時消防業務に専念しているのに対し、消防団は日頃各々の職業(サラリーマン・自営業等)に専念し、災害等の際には消防団員としてその対応に当たるのが一番の違いです。
   また、平時においても、災害に備えての訓練や予防広報、所有機材の整備点検等にも従事します。



消防団員は全国でどれくらいいるの?


 84万人の消防団員が全国で、地域のために活動しています。


消防団員の階級の種類


 団員
 班長
 部長
 副分団長
 分団長
 副団長
 団長

※地域によっては○○方面隊長と呼称される人もいますが,方面隊長は階級ではありません。



根拠

消防団員の階級の基準

昭和三十九年十二月八日
消防庁告示第五号

改正 平成一八年三月消防庁告示第十二号

消防組織法(昭和二十二年法律第二百二十六号)第十五条の六第二項〔現行=第二十三条第二項〕の規定に基づき、消防団員の階級準則[現行=消防団員の階級の基準]を次のように定める。
消防団員の階級の基準

第一条 消防団員の階級は、団長、副団長、分団長、副分団長、部長、班長及び団員とする。

第二条 消防団の長の職にある者の階級は、団長とする。

第三条 団長の階級にある者以外の消防団員の階級は、副団長、分団長、副分団長、部長、班長及び団員とする。

附 則
1 この告示は、昭和四十年四月一日から施行する。
2 消防団員の階級準則(昭和三十七年消防庁告示第四号)は、廃止する。

附 則 〔平成一八年三月二九日消防庁告示第十二号〕
この告示は、公布の日から施行する。
 



消防団の階級章