新人消防士に贈る言葉 心構え編

2019年5月8日

安全管理 消防学校 人間関係

t f B! P L

一年目と二年目と三年目で学んだこと。覚え書き。

  

 私が新人の時に学んだことを,あなたに贈ります。


心構え
 
○現場での三悪 知らない・やれない・やらない

○現場において,知識・技術のない行動は周囲に不安を与える。

○安全・確実・迅速に活動する

○すべての行動は確実であること。基本に忠実で確実な動作は安全です。迅速は反復訓練を重ねていけば自然と身についてきます。焦らなくても,まずは確実性を身につけること。

○訓練に終わりなし。訓練に励み,訓練を怠るな。

○日々繰り返す日常の行動に手をぬかないこと。

○危険に対する感受性(能力)
 積極的な行動(努力)
 安全の先取り(習慣)
  ※安全の先取りは事故防止に良い考えだと今でも思います。

○人から受けた親切は他の人にしてあげよう。
 消防ホースのようにまっすぐ伸びる消防士になれ。

○自分の出来ること,出来ないことを理解すること。

○訓練は現場のごとく。現場は訓練のごとく。訓練を実際の現場だと思い取り組むこと。

○苦しい,疲れた,もうやめたでは人の命は救えない。
 我々は人の命を救う最後の砦だ,絶対に最後の最後まで諦めるな。
 諦めたらそこですべてが終わる。

○道具の使い方を知っているのと,使いこなすことは違う。

○確認呼称を怠るな
 呼称は,自らの行動を自ら確認し,指揮者や他の隊員に対して自らの行動を知らしめるものである。

○実戦を想定しない訓練は「お遊戯」「訓練のための訓練」だ

○やった上での後悔より何もやらなかった後悔の方が大きく残る。